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建築物を壊すことで悪いイメージを持たれているシロアリですが、実は相当進んだ文化を持っています。別にシロアリの肩を持つわけではありませんが、ここではシロアリの興味深い部分をクローズアップします。



好適な環境下で順調に成長したコロニーでは、ヤマトシロアリで15mm、イエシロアリで40mmに達し、毎日、数百の卵を産むようになってきます。



シロアリは、巣を造って家族で生活をしています。1対の王と女王、それにその子供である働きアリや兵アリたちの大家族が、巣の中で仕事を分担して暮らしています。2匹の親(羽アリのカップル)から始まる巣は、木を食べては数を増やし、増えては食べといった生活を続け、両親は王と女王になります。巣が成熟すると羽アリを育て、外に送り出すようになります。巣が大きくなるだけでは寿命が尽きると絶えてしまうため、巣の数を増やす必要があるのです。羽アリの数はシロアリの種類によって違い、数〜数万匹です。毎年決まった季節に現れ、巣を離れて別の場所で新しい巣を造ります。巣内の全シロアリ数も種類によって違い、数百〜数百万匹です。もとの巣は、毎年羽アリを出し続け、10年以上生き続けます。



エサになるわけではないのですが、なぜかシロアリは断熱材などにも使われている発泡スチロールを好みます。ときには、この中にたくさんの通り道をつくり、まるで迷路で遊んでいるようなケースもあります。ちょっと見てみたいかも!?(笑)



沖縄本島より南に生息するタイワンシロアリは巣の周囲でタイワンシロアリタケというキノコを栽培します。イメージ的には「毒キノコ?」という感じですが、実際は、なんと美味で食用に使います。また、後ほど、紹介しますが、アフリカ、中近東、東南アジアに生息するキノコシロアリもキノコの栽培をしています。



アフリカのある国では羽アリが飛び立つと家族総出で羽アリを捕まえに行きます。捕まえた羽アリを土器に入れて燻した木で、羽を焼いてから食べることもあります。ですが、実際、マネをして食あたりなどの被害にあわれましても、当サイトは責任を取りません(笑)。自己責任でよろしくおねがいします。



アフリカや中近東、東南アジアに住むキノコシロアリは、巨大な巣を作ります。なんと、高さ9メートルの巣が発見されています。それだけでもスゴいことなんですが、なんと、冷房と暖房という温度や湿度の調節機構だけではなく、巣の中に溜まった二酸化炭素を換気するシステムを持っています。その結果、タイワンシロアリと同様にキノコの栽培も行っています。
サバンナでは、日中の気温は45℃を超え、一方、冬の夜中の温度は0℃以下に低下するのですが、その巣はいつでも30℃くらいに保たれているそうです。どうやら、栽培している菌を発酵させることで温度を上げ、地下水で湿っている土があるところまで穴を掘ることで、水を蒸散させることで温度を下げています。人間顔負け、いや、ひょっとしたら、人間が生み出す以上の省エネ空調システムを作っているとは・・・。